KnoNの学び部屋

落ち着きのない大学院生が専攻に関係ない(むしろそっちのけで)学んだコトを記録しておく場所

フードとヤンキーとゲーム

カテゴリをどこにしようか悩む。

雑記でいいか。

 

今日は

の3本立て。

 

ここ最近のテーマである「情報と交流」とは離れたやつでお送りします。

テキストとして読むのではなく、簡単な感想程度です。 

 

 

ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体 (幻冬舎新書)

ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体 (幻冬舎新書)

 

 フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人

◯概要

  • 「目は口ほどにモノを言う」と言うが、それに倣って言うならば「舌(or 胃)は口ほどにモノを言う」。
    →現代において「何を食べるか」という選択が如実にその人の政治的スタンスを表している、という話。
  • 著者は「食」の志向について、「健康志向/ジャンク志向」「地域主義/グローバリズム」の二軸で分類した「食のマトリックス」を提案している。
    →フード左翼:主に「健康志向+地域主義」の立場を取る人。スローフード運動、ベジタリアン、ミネラルウォーター愛飲家など。
    →フード右翼:主に「ジャンク志向+グローバリズム」の立場を取る人。ファストフード、コンビニ弁当、ジロリアン*1など。
  • 主に「フード左翼」の人々について、その内部での様々なスタンスの違い、それぞれの歴史や出自、現在の活動のバリエーションなどへの調査を通じて、食と政治がいかに密接に結びついてるかを解き明かしている。

 

◯感想

  •  この本の主題として著者はアリス・ウォーターズの「どう食べるかは政治的なことである」という言葉を挙げているが*2、これは「個人的なことは政治的なことである(The Pesonal is Political)」というフェミニズム運動の標語を連想させる*3
     これはまさに「食」とう極めて個人的な営みが、その主体の所属している社会(共同体)によって規定されていることを意味しているのではないだろうか。

  •  基本的に"フード左翼"となりうるのは都市部の中産階級(アッパーミドル)以上の層に限られる。地方ではそもそもそのような「革新的」な食スタイルを選ぶという選択肢が成立しないからだ。
    →何かの映画で「彼女は別の路線に住んでいる」というセリフが、二人の社会的な階級の違い(路線の違い=居住エリアの違い)を表している、というのを以前どっかで読んだことを思い出した。

  •  このマトリックスの分類の中に自分を位置づけるなら、「ややジャンク志向、グローバリズム寄り」の"ちょいフード右翼"ぐらいだろうか。
     ファストフードチェーンやコンビニ惣菜、冷凍食品なんかは抵抗なく食べるし、特に産地などにこだわりをもっているわけでもない。
     ただし、ジャンクフードの中でもマクドナルドやいわゆる二郎系ラーメンはできれば食べたくないし、コンビニ弁当も最近はあまり食べなくなった(サンドウィッチのほうが好き)。
    →「食に関しては"左翼"から"右翼"への転向は考えられない。一度美味しいものに触れてしまうと離れられないから」と述べているが、確かに納得だ。

 

ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体

◯概要

  • かつてヤンキーと呼ばれていた若者の層が、今では「超地元志向」「安定志向」という保守的な傾向を持った「マイルド・ヤンキー」に変化してきている。
  • その狭い行動範囲(=地元、小中学校の学区に相当する5km四方程度)故に既存の若者向け調査には引っかからなかったこの層の実態を、伝手を元にしたインタビュー調査を軸に明らかにした。
  • 狭い交友関係の中の「地元の友達」や「家族」との絆を大事にするマイルド・ヤンキーは、その絆を確認しあうような消費にはお金を惜しまないため、新たな主要な消費者層となる可能性を秘めている。

 

◯感想

  •  マイルド・ヤンキーは一言でいうと「中学時代以来の居心地のいい関係を維持しようとする」集団だと言える。上昇志向はなく、あくまでの勝手知ったるジモト*4で生活を完結させようとする。
    →社会情勢が不透明で、上向く見込みもない中でこの超保守的、安定的な態度は一概に批判できるものではない。しかし個人的には過去を向いてばかりいるこのやり方は社会全体の活力の低下をもたらすような気がして歓迎できない。

  •  そもそも自分は幼少期から転居を繰り返していた関係で、地元というものをもたない。小学校以前の友人との交流はほぼなし。中学からは中高一貫校に入学したこともあり10年同じ場所に住んだが、学校は遠かったので家の近くに知り合いはいなかった。
     「そういう人たちがいる」というのは分かったが、彼らの考え方にはなかなか同意できない。
    →それでも高校以来の友人とは1~2ヶ月に一度くらいのペースで定期的に飲んでいるので(もう五年くらいは続いているか)、この辺りの行動については自分にもその芽があるのかもしれない。

 

趣味の話

 実にまとまりのない話です。

 

 上の読書の話とも関連して。

 一応、趣味としては「小説執筆」を挙げることが多いのだけど、ここでやっているように最近は「趣味を仕事に」してしまった感がある。

 小説を書こうと思ってもついつい「ストーリーの構成」とか「メッセージを伝えるためには」とか言う方に思考が流れてしまって、気ままに書くのがちょっと難しくなっている気がする。

 それ以前に小説を書くのはなかなかエネルギーを使う行動なので、ちょっと勉強に疲れたから気分転換に、というようには出来ない。これは昔から。

 研究計画書の更新をしようとしたあたりから、ちょっと根を詰めて考えすぎているような気がするので、すこし視点を変えたことをやってみたくてこの2冊の新書を読んでみました。話題になってなんとなく気になってたけど、優先順位をつけて後回しにしてたやつ。軽い内容をさっさと読んだのでどちらも読み終わるのに1日強くらしかかからなかった。

 

 以前はPSPなんかのゲームを息抜きにやっていたのだけど、自分の趣味と最近の傾向が合わないのか面白そうと思えるゲームが見つからない。おかげで未だに4年前のゲーム*5をプレイしているけど、さすがに飽きてきた。

 実は最適だと思うゲームがあるんだけど、ハードが据え置き気のせいで気軽に出来ないのがネック。

 明日あたり行く予定だけど、この二ヶ月Jリーグの試合もなかったしね。

 

 で、なにか新しい趣味が欲しいなと悩んでいるという話。

 気楽に出来て、ちまちまできて、それなりに達成感があるような。できるだけお金がかからない。

 そんな都合のいいホビーはなにかないかなー。

 当面は新書や文庫の濫読を続けて行こうかと思ってますが。

 

……今日はこんな感じで。分量的には1/3ずつでもよかったか。思ったより時間かかった。

 

それでは

 

KnoN(120min)

 

絢爛舞踏祭

絢爛舞踏祭

 

 

*1:暴力的なまでのボリュームを売りにしたラーメン店、ラーメン二郎の愛好者のこと。
参考 ラーメン二郎 - Wikipedia

*2:第2章冒頭。
ところで電子書籍でこういう引用しようとすると、ページ表記が統一されてなくて出典が書きにくい。

*3:〈私〉をひらく社会学 その1 - KnoNの学び部屋

第2章 なぜ女は生きづらいのか、なぜ男は生きづらいのか

*4:重視されるのは郷土愛ではなく、あくまでの既知の人間関係であるため、普遍的なカタカナの"ジモト"表記がよりふさわしい、とのこと。

*5:ワールドサッカー ウイニングイレブン 2010 蒼き侍の挑戦

ずっと「ビカム・ア・レジェンド」「マスター・リーグ」ばかりやっている