1月のまとめ
「読書記録」じゃない月次報告はしばらくぶり。
1月のふりかえり。
◯学び部屋
- 誰のためのデザイン? → 完結
- 先行研究を読むとはいかなる営みなのか → 完結
- 記号学(パース著作集) → 読了
- 情報の表現と論理 → 完結
- 談話と対話 → 現在進行形
- インタラクションの理解とデザイン → 待機中
- ジェスチャー・行為・意味 → 待機中
月の前半は古典の期間。エポックメイキングだったり分野の基礎を作ったり。これまでのテキストでもたびたび言及されつつも、読むタイミングがなかったものを思い切って読んでみた。
『誰のための〜』は、多少考え方が古い部分もあったが、概念モデルのアイデアなどを整理することができた。
一方『記号学』は難解。一通り目は通したものの、一本筋が通った形でまとめるのが難しかったので記事にはしていない。
「先行研究〜」は文献ではなくオンラインでのコラムが題材。著者自身の専門は政治学らしいが、「自分の研究に役立てるために文献を読む」という姿勢は分野を問わず重要なものだろう。
後半は逆に新しめの本を「計算機科学からのアプローチ」というテーマで集めた集中読書期間。「コミュニケーション」の在り方を自分なりに分類し、不十分そうなところを補うのが狙い。
『情報の表現と論理』『インタラクション〜』は同じ「岩波講座 現代工学の基礎」のテキスト。入門者向けに丁寧・わかりやすくまとめられている。
『談話と対話』は「言語と計算」シリーズの一部だが、やや深化した内容を取り扱う。しかしこのくらいは押さえていて当然といったところだろう。
『ジェスチャー〜』は「非言語のコミュニケーション」の概略を学ぶために選んだが、まだ手が回っていない。
いずれにせよ、計算機科学の基礎となる「記号論理学」の考え方や表記に馴染みがなく、少し手間取ってしまっている。ここまで丸ごと習得すべきなのか、それともエッセンスだけを理解して良しにするのか。そこの判断も難しい。
裏では
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リトル・ピープルの時代(宇野常寛、2011)
を1年ぶりに読み直している。
学び部屋でのメインテーマである「コミュニケーション」というよりは、自分のアイデンティティや社会の捉え方、あるいは文芸面での考えを深めるのに大きく影響している。
◯大学院
年明けから何回か行って今学期の講義も終了。テストも期末レポートもない講義だったのでこれで本当に終わりです。
そもそも単位を取ることにまったく意味がない状況だったので、ただ単に「内容が面白い」ということだけで出席してました。いつか役に立つと嬉しいけれど。
◯学外活動
特になし。春を待て。
◯その他
昨年秋くらいからツイッターで趣味専用のアカウントを作ってみた。近い知り合いがほとんどいないので、気兼ねなく好きなことをしゃべれるのが案外楽しい。
最近の話題はほとんどアニメの感想や考察だが、暖かくになるにつれてスポーツのトピックも増えていく予定。
厳密には2月に入ってからの出来事だが、東京都美術館でやっている「新印象派」展がとても面白かった。もともと点描画法の絵が好きだったのだが、スーラだけでなくマクシミリアン・リュスの絵にいくつも気に入ったものが見つかったのが嬉しい発見。
……こんな感じでいいかな。ちょっと短いけど。
それでは
KnoN
誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)
- 作者: ドナルド・A.ノーマン,D.A.ノーマン,野島久雄
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