前半戦の山場:7月のまとめ
なんとか無事に前期を終えることができました。夏休み!
今回の記事は気まぐれでMarkdownを使って書いてみています。
慣れないせいで無駄に時間がかかった……。
学び部屋
更新記事なし(6ヶ月連続6回目)
まともな更新がなくなってついに半年。 しかし今月読んだ本に面白いものが多かったので、これらは記事にまとめていきたいと思っている。 8月半ばくらいに一本やりたい。
読書メモ+
例によって詳しい内容はメディアマーカーでどうぞ。
- 東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」(松尾豊・塩野誠、2014) → 7/9読了
- アウトライナー実践入門 ~「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術~(Tak.、2016) → 7/15読了
- 地方消滅 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書)(増田寛也、2014) → 7/21読了
- 読んでいない本について堂々と語る方法(ピエール・バイヤール、2008) → 7/31読了
- 週刊東洋経済 2016年7/23号 [雑誌](すごいベンチャー100)(雑誌) → 積ん読
- BRUTUS(ブルータス) 2016年 8/1 号[一流が育つ仕事場。](雑誌) → 積ん読
あとマンガを8冊読んでいたけどこれはいいか。
4冊読了。雑誌が2冊積ん読。進行中は今のところなし。
中間発表に時間を取られた割には、なかなか読めた方なんじゃないだろうか。
『人工知能って〜』は積ん読消化の一冊。ちょうど1年くらい前(2015年8月)に読んだ『人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)』と同じ著者の本で、主題もほぼ同じ。
ただ共著者(塩野誠)との対談形式になっており、話の踏み込み方も人工知能の本流の話ではなく、人間の意識や将来に関する哲学的な方向に伸びていく方が多い。
読み物としてはそこそこ。『人工知能は人間を超えるか』の方がよりクリティカルなことについて学べるので少なくともそちらから先に読むことをお勧めする。
『アウトライナー実践入門』も、同じく1年前に読んだ『アウトライン・プロセッシング入門: アウトライナーで文章を書き、考える技術』の関連書籍。というか増補改訂を加えた完全版みたいな位置付け。前作は電子書籍版だけだったが、こちらは紙の本としても出版されている。座右の書にしたかったので書籍を購入。
アウトライナー(アウトライン・プロセッサー)について詳しく説明するの長くなってしまうのでここでは省略。著者のサイト*1などを参考にしてください。
クラウドで使えるアウトライナー(WorkFlowy)はここ1年ほど愛用させてもらっているが、非常に便利。まだまだ活用の余地がありそうで楽しみなツール。
ちょうど本日7/31が投票日となる都知事選2016、その候補者の1人増田寛也の話題作『地方消滅』をこのタイミングで読んでみた。
地方の衰退と活性化は建築学専攻時代から重要な課題で、いわゆる「増田レポート」の名前で何度か話には聞いていたが読む機会がなかった。都知事選立候補+新書がKindle化されていたのに気付いたので読んでみた次第。
データに則った人口動態の冷徹な分析は面白い。ただ(新書ということもあり)細かい数字や積算の根拠は本文中に示されていないので、役立てようと思うのなら素直に元の報告書の方を手に取るべきかもしれない。
内容への反響が大きく、後追い本や反論本も数多く出たのでそっちも読んでみたい。
久々にブログで真面目に取り上げたいと思ったのがバイヤールの『読んでいない本について堂々と語る方法』。もともとは研究の中で「書評」について深める必要があり、軽く調べているときに出会った本だった。ハウツー本のようなタイトルとは裏腹に*2、「本を読むこと」「他人と本について語り合うこと」の意義を追究した骨のある内容になっている。
まだ消化しきれていないので内容への言及は差し控えておくが、僕たちの考える「読書」がいかにあやふやなものか・読書を良しとする「常識」がいかに自明ではないかを暴いていくのが目からウロコ。
研究
今週水曜に無事に中間発表を終えた。
実際やっていた作業に対し、自分が持っている問題意識をどう対応しているかを納得させるためのロジック作りが大変だったがそれなりにまとまったのかなと思う。
もちろんまだまだ不足は多いし、指摘されたことや単純な勉強不足もたくさんあるので今後も油断せずに進めていきたい。
大学院
グループワークの発表も先々週に終了。先生からは「今回はどのグループも提案のレベルが高かった」とお褒めの言葉をいただいた。
大まかには教育学系の授業でこれまでの自分の研究とは遠そうなところだが、実際に学んでみると自分の問題意識と共通するものもあるということに気づくことができた。学際情報学府にきて良かったと思うところ。
(就職活動改め)キャリアについて
今月頭に内定受諾の連絡をして終了済み(前回のまとめ参照)。来週に内定者懇談会があるらしい。
基本的には終わった話だけど、何かあれば書いていく。
サークル活動/趣味
サークルいろいろ
- 月末に定期会合の飲み会をやった
- 8月から原稿を書き始める予定
- もう片方も久しぶりにアクションを起こしたい
スポーツ観戦
- 今月も観戦なし
- 8月は27日の柏戦に行けるように調整していくつもり
……体調を崩し気味だったりもしたが、なんとか期末の諸々を乗り越えることに成功。 8月は久しぶりにちょっとした旅行に行ったり、小説書いたり、研究以外のこともやっていけそうで楽しみにしています。 いよいよ学生生活も最終局面に入ってきたと思うと、ちょっとしみじみしてしまいますね。
KnoN(90min)
アウトライナー実践入門 ~「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術~
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- 作者: 増田寛也
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*1:Word Piece >>by Tak.:So-netブログ
*2:実際、ハウツー的な側面もあるし、章立てもそのような体裁になっている