KnoNの学び部屋

落ち着きのない大学院生が専攻に関係ない(むしろそっちのけで)学んだコトを記録しておく場所

英語上達完全マップ

昨晩なんとなく寝付けなくて、朝日を見てからの就寝でした。

幸い日曜だったので午前中で睡眠時間は確保できましたが、そろそろこんな無茶な生活サイクルは改めたい。

 

今日は「語学」の話ということで、

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法森沢洋介、2005)

についてあっさりめに取り上げてみたいと思います。

 

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

 

 

「基底能力」を鍛える

  森沢洋介の本はこれまでにも何冊か読んだことがあります。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

とか、

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)

とかですね。

 どれも一応取り組んでみたのですが、徐々にめんどうになって気づけばフェードアウト、という感じ。うーん、だめなパターン。

 

 それでも理論というか、生きた英語を身につけるための方法論はしっかりしていたので内容については信頼できると感じていました。それで性懲りもなくさらに購入。

 

 出版年が古めなことからも分かるように、それぞれの専門教材を作る前の方法論それ自体に焦点を当てた内容になっています。

 音読から瞬間英作文、文法やリスニングまで幅広い領域でのやり方について解説していますが、そのエッセンスは次の3点。

  • 英語力向上には、基礎的な文法・構文・語彙の「知識」とその知識を円滑に活動させるための「回路」の両輪からなる「基底能力」を鍛えることが大前提。
  • 「知識」はあっても「回路」が形成されていない人が大半であり、「基底能力」としてみると不十分(もちろん「知識」の段階からかなり怪しい人も多い)。
  • 基底能力を鍛えるために必要なのは「意味・文構造を理解できる英文を意味処理しながらひとつでも多く自分の中に取り入れ、英語の文法・構文に則った文をひとつでも多く作る」ということ。

 

 この「基底能力」を一定以上積み上げて初めて「会話という実践練習(=駆使能力のトレーニング)」の効果が生まれてくる、ということのようです。

 

余談:客観的尺度としてのTOEIC

 語学能力をはかる検定試験は世の中に掃いて捨てるほどありますが、その中でも特に英語の能力試験として代表的なものがみなさんご存知、TOEIC(Test of English for International Communication)

 

 受けた方はすでに知っていると思いますが、TOEICの題材となっている英語はそんなに難しいものではありません。せいぜいビジネスシーンでの講演や書類のやりとりなどで、格調高い英文学や日常レベルを離れた語彙・文法などは出てきません。解答方式も全編マークシートです。

 

 「(比較的)平易な分量多めの英語を限られた時間でさくさく処理していく」というTOEICの形式は、「基底能力」の尺度とするのに非常に都合良く出来ているとのこと。*1

 測定範囲の広さ(目盛りの細かさ)や開催頻度の多さを踏まえても、ペースメーカーとしてちょうど良いということでした。

 

ちなみに:KnoNの英語力

 中学高校、大学受験時代を通しても基本的に英語は得意な方でした。

 特に予備校の英語の先生が英文解釈(精読)を非常に重視する人だったので、「意味・文構造を理解できる」という部分はこの時期にかなり鍛えられたと思っています。

 

 TOEICの点数は最後に受けたとき(ちょうど一年くらい前)のスコアが720でキャリアハイが780。

 大学に入学してからはまとまったトレーニングをしていないので、おそらくこのあたりが僕の「基底能力」の上限。

 800台、あるいは860以上が「それなりに自慢できる」ボーダーらしいので、その数歩手前辺りでしょうか。

 

 専門用語を除けば基礎知識がある領域の論文も特にストレスなく読めますし、ネイティブの流暢すぎる発音でなければ、日常会話レベルならリスニングの方も意味は取れます。

 逆に苦手なのがアウトプット。英作文は非常にもたつき、辞書での確認が欠かせません。スピーキングもざっくばらんな語彙と文法で意思疎通は出来ますが、せめてもう少しまとまりのある会話が出来るようになりたいところ。

 

 一言でまとめてしまうと、まさしく「知識」はあっても「回路」が形成されていない人なんでしょうね。

 

具体的には何すれば良いの?

 テキストではトレーニングを8つの種類に分けています。

 それぞれに明確な方法論が解説されていますが、ここでは概略に触れるだけに留めます。詳細はテキストに直接あたってみて下さい。

  1. 音読パッケージ
  2. 短期暗唱=瞬間英作文
  3. 文法
  4. 精読
  5. 多読
  6. 語彙増強=ボキャビル
  7. リスニングトレーニング
  8. 会話

 

 特に強く主張しているのが最初の2つ、「音読パッケージ」と「瞬間英作文」の重要性。

意味・文構造を理解できる英文を意味処理しながらひとつでも多く自分の中に取り入れ(=音読パッケージ)、英語の文法・構文に則った文をひとつでも多く作る(=瞬間英作文)」という基底能力向上の神髄そのものです。

(それぞれ専門の教材まで執筆しているのだから、その価値は推して知るべし)

⇒ここが自分に一番足りないところ。やろうとして投げ出しちゃったところでもある。

 

文法」と「精読」はその前段階として、そもそも「意味・文構造を理解できる」ようになるための部分。

⇒おそらくここはほぼ大丈夫。おさらい程度でいいはず。

 

多読」は外国語だろうが母語だろうが関係のない「読書は教養の基礎」ということ。小説でも論説でも何でも、自分の英語力に見合ったレベルの英文を大量に処理することで表現の幅が広がる。

⇒一応、OxfordのVery Short Introductionシリーズ(Psychologyとか)やLadderシリーズ(グレート・ギャツビーとか)を読んでいたり。眠いと理解力がガタ落ちするし、内容に目新しさがないので読んだり離れたりのペースですが。

 

ボキャビル」は文法の基礎と4-5000語レベルの基本語彙が身に付いたあと、必要に応じて、という感じ。当面は8000語レベルを目標にしつつ、上を見ると切りがない分野でもある。

⇒しばらくは必要ないかなー。受験のときに(かなり真面目に)やったDUO 3.0のおかげで基本語彙は十分に身に付いていると思うし、逆にああいう形式じゃないとすぐに投げ出しそうな気も。

 

リスニング」は「構文を理解しながら聞」かなきゃ意味がない。基本レベルは「音読パッケージ」に含まれているが、語彙同様に果てのない領域。

⇒基本レベルなので独立してやる必要なし。

 

会話」は運用能力の実践トレーニング。特に決まったやり方などはなく、出来るだけきちんとした英語を話すネイティブととにかく場数を踏めばよい。地道にコツコツ、よりは短期にガッと、のほうが効果が上がりやすい。

⇒まだここまでの域には達していない。真面目にやり続けて効果が出れば語学留学とかも行ってみたいなー。

 

……「あっさりめに」ということで始めたんでそろそろ切り上げますか。

まとめ

 こうして英語の学習メソッドについてテキスト読んでみましたが、今のところそこまで本腰入れて英語やろう、という気分ではありません。なんとなく本屋で目についたので買ってみただけで。

 やるとしても、やること自体は以前にもトライした「音読パッケージ」と「瞬間英作文」になるでしょうが、全体の中での位置づけと「無理をしないで楽しめる程度に」という心構えを確認できたんでもう少しきちんと取り組めるのではないかなと思います。

 

 

……こんなことも考えている、という程度に「語学」について触れてみました。

当初のテーマには含まれていませんが、「学んだことは全て記録する」がこのブログのスタンスなので、今後も散発的にこんな記事を書くこともあるでしょう。

 

明日は月曜日なので内容のない雑記の日(予定)。

火曜日はいよいよ「高校生からわかる〜」のまとめをやるつもりです(予定は未定)。

 

それでは

 

KnoN(90min)

 

Psychology: A Very Short Introduction (Very Short Introductions)

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DUO 3.0

DUO 3.0

 

 

*1:当たり前ですが、これは「TOEICの点数が良い→基底能力が高い」ということを意味しません。

「基底能力が高い→TOEICの点数に必ず反映される」ということです。