KnoNの学び部屋

大学に8年在籍した後無事に就職した会社員が何かやるところ。

2020年9月に読んだ本まとめ

全部電子書籍Kindle Unlimitedを中心に、軽めのものを。

2020年読了数: 28冊 / 50冊 + 番外7冊

★今回の一冊


#26 日記のすすめ

もう5年以上日記を続けている。といっても時期によって力の入れ方には幅があり、毎日一ページ分みっちりその日の出来事を書いている時期もあれば、ハイライトとなるトピック3つをメモ程度に書き記している時期もある(今年はほとんど後者のスタイル)。
それなりに続けているとは言っても「効果的な日記の使い方」ができている自信はなく、ただ漫然と書き続けているだけだった。前々からもう少し体系的に日記というものを考えていたいと思っていたものの取っ掛かりがなく悩んでいたが、たまたまこの本を見つけしかもKindle Unlimited対象ということで読んでみた。

分量としては少なめで、すぐに読み終えることができる。内容もそこまで踏み込んだものにはなっていないが、ある程度まとまった形で「日記とは何か」について学ぶことができたのは良かった。

個人的な日記との付き合い方としては「日記を読み返す」の要素が弱い。3ワード日記だとほぼ「やったこと」しか書いておらずそのときの気持ちなども記録がないので、読み直しても対して面白くないというのもある。やはり書き方を変えた方が良いのかも。

メモ:日記の主な効用

  • 思考や感情を書き出すことで、自分を客観視できる
  • 書き出したものを見直すことで、自分の心の動き方や思考の傾向について自覚することができる
  • 定期的に振り返ることで、見過ごしていた「良かったこと」に改めて意識を向けることができる

#27 そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか

「そろそろ会社辞めようかなと思っている人」←このフレーズのせいでなかなか人前で読むことが憚られる本。
とはいえ今すぐというわけではないけれど近い将来に環境を変えることは考えているわけで、気が向いた時に読んでおこうと思った。

文字通り「食べていける知識=プロフィットモデル(稼ぎ方)」についてと、起業までの3つのステップ(潜伏時代→独立時代→起業時代)の解説がメイン。
前半については「一人でも」に限らずマーケティングを考える上では役に立つ知識だった。
後半は「独立時代」という概念が新しい学びだった。確かに新サービスのアイデアがあったとしても、いきなりそれに全張りはしない。まずはテストマーケで本当に市場があるかどうかを確かめる。それと同じということなんだろう。

まあ、自分はまだまだ「潜伏時代」の気がする。ぼんやりとやりたいことはあっても、具体的な形は見えてこない。自分の中で機が熟すのを待って、焦らず気長にやるのが良いのかもしれない。

この点をたいていの人は勘違いしているのですが、特に独立して事業を始める際には、自分が「何かができる」こと、つまり、自分の「バリュー」が一番大事だと考えがちです。バリューとは、あるスキルや商品の価値であり、これが売り上げや利益に直結すると考えられます。  でも、僕は「好き」なことで「食う」には、バリューの他にも2つの要素が必要だと思っています。  それは、「システム」と「クレジット」というものです。(位置No.222)

何か事業を手がけるとか、独立するとか、起業するとか、形態は何にせよ、究極的には人は、自分が持っている可能性を顕在化させる作業をしているだけです。それをスムーズにするために、お金のことを考えたり、人を巻き込んでいくリーダーシップを学んだりといった課題が発生するわけですが、そういうことも含め、 人生とは、創造するもの なのです。 創造するというのは、どういうことかというと、自分の持っている、あるいは授かったミッション・魂・才能みたいなものを顕在化させていく行為と言えます。だから仕事とは何かと聞かれたら、僕は「 仕事とは、才能を貢献に変える〝作業〟」と答えることにしています。(位置No.356)

#28 ちいさなくふうとノート術

頭の中が混乱していると感じた時に、つい頼ってしまうのがノート術。「頭の中を書き出して整理するシステム」には魅力がある。
そんなときにKindle Unlimitedに『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』『書くための名前のない技術 case 2 Marieさん』で知っていたMarieさんの本を見かけたので、つい手にとってしまった。KDPはこういう「商業ベースには乗りにくいが、痒いところに手が届く」コンテンツが多くて嬉しい。

残念がら具体的なところでは今の自分にぴったりくるような内容はなかった。ただノートを使う意義とか、ノート通じた自分自身の向き合い方とか、そうした部分を思い出すきっかけにできたのは良かった。前を向くのも大事だが、もっと振り返りの時間も持つようにしよう。

思い浮かんだことをなんでも書き込みます。記録しておくと、いろんなことをすべて覚えておく必要がなくなるので、頭が少しすっきりします。思い出したいときはノートを開くだけでいいのです。やること・起きたことだけでなく、そのときの感情も一緒に書いておくと、あとから見返した時にいろいろな発見があります。(位置No.312)

一日の終わりにその日のページを見返す。1週間に一度、前の週のページをめくってみる。振り返りにかかるのはほんの数分なので、ほんのちょっとの時間をとって振り返ってみることをおすすめします。感想を1行書くだけでも良いのです。(位置No.328)

うまく使いこなして1年間続けられるかどうかは、手帳がそれぞれ持っているオリジナルのフォーマットと自分のスタイルとの相性の問題もありますが、それ以上に、自分の暮らしの中に手帳と向き合える時間をきちんと確保できるかどうかにカギがあるようです。(位置No.229)

番外7 李陵

李陵

李陵

一年とちょっとぶりの再読。
その時も書いたが、中島敦は文章のリズムが好き。淡々としていながら、描かれている人物のダイナミズムを感じられる。


読了は軽めのもの3冊だが、実は『社会学への招待 (ちくま学芸文庫)』などにも手を出していたりする。
ただ途中で飽きてきたので読み終わりの目処は立っていない。読みたい時に読みたいものを読むのが一番だよね。

KnoN

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