◇情報と交流
離散的・無雑音 ・通信路容量の定義 ・情報源の統計的性質:マルコフ過程 ・エントロピーに対するタスク分析
ウィーバーの解説文、続き。
本文に先立ち、ウィーバーによる解説文。
『哲学入門』のまとめ。唯物論的・発生的・自然主義的観点から「存在もどき」たちを位置づける。
生きるに値する人生。 ・人生の意味を脅かすもの ・デフレ的な人生の意味
道徳と自己。 ・ なにが「えらい」のか ・物語が自己を形成し、自己が責任を生成する ・責任を取ることが自由な意志を規定する ・「望むに値する自由」は実は存在しない?
箇条書き。
見えない自由を取り戻す。 ・自由意志はありえない ・「安上がりな」自由意志 ・自由意志とは自己コントロールの能力である
目的手段推論というオプション。 ・自らを省みることのできる表象 ・頭を回して生き残る ・補足:逆問題とタスク分析 ・検討:目的手段推論は他の能力の進化の副産物か? ・人間は拡張機能付きのオシツオサレツ動物
人は未来を思い描ける生きものである。 ・人間の特権性 ・おしつ、おされつ ・「オシツオサレツ動物」の生態 ・分離への第一歩
情報と表象の結合。 ・ 志向性の冒険 ・「自然的情報」の再定義 ・準拠領域を自然化する ・記号には消費者が必要だ ・「志向的記号」の再定義
情報の量からその内容へ。 ・世界は情報の流れとして捉えることが出来る ・失われた情報量:エキヴォケーション ・情報量の関係が情報の内容と信号を結びつける:ゼロックス原理 ・情報内容の理論的定義
確率が情報を生み出す。 ・どのようにして「情報」を考えるか ・シャノンの情報理論 ・拡張された情報概念
機能概念の持つ広い射程。 ・機能は「存在もどき」たちのハブ ・哲学者の本分 ・ミリカンvsカミンズ
表象と認知。 ・認知科学から考え直す ・表象と意味を自然化する ・意味の起源論的定義
生きるからこそ意味を持てる。 ・チューリング・テストの高いハードル ・サールの思考実験:中国語の部屋 ・サールの議論に反論する ・「意味を持つ」とは生きること
現代における哲学。 ・哲学の中心主題 ・哲学の課題を具体化する ・本書の構成
ロラン・バルトのまとめ。 エクリチュール、神話、作者の死。
写真の指し示す意味の広がり。 ・ストゥディウムとプンクトゥム ・見出し、失う ・バルト以降
異なる分野への応用。 ・奏でるという再生産 ・記号としての写真の特異性 ・映画スチールの持つ3つの意味レベル
恋愛とロマネスク。 ・ロマネスクなエクリチュール ・存在しない相手を求める
言語活動の暴力性。 ・彼自身によるロラン・バルト ・作家の抱え込む矛盾 ・イデオロギーを中和する「中性」
テクスト分析の話。 ・テクストは読者により再生産される ・読者の数だけ「読み」がある ・「書き得る」テクスト
脱構築とポスト構造主義。 ・批評の賞味期限 ・脱構築:無限の連鎖と基準の不在 ・「記号の帝国」としての日本、テクストとしての日本 ・作者からテクストへ
批評の更新と構造分析。 ・批評の欺瞞 ・言語と物語の相似形 ・個性からシステムへ
ファッションを流行らせる話。 ・言語記号がすべてを説明する ・モードの二面性
記号学。 ・現代の「神話」 ・シーニュ(記号)の多層性
取り込まれないために距離を置く。 ・歴史を記述する文学 ・「重力」への抵抗 ・問いを立てるものとしてのエクリチュール
ロラン・バルト入門。 ・サルトル『文学とは何か』 ・「形式」というメタ・メッセージ ・「文学」の逃れ難い重力
プログラミングの思想・基礎編。 ・そもそも「プログラム」とは何か? ・プログラミングもコミュニケーション ・プログラマーはどういう発想をしているのか ・アラン・ケイの描いた夢 ・プログラムの未来予想図